ネトゲのサブ機に使えるPCスペック
2021年のパソコンやゲーム事情は移り変わりがはやくて、準最新型と比べてそこまで進化していない最新型の10万円台のパーツが3年も経てば型落ち品として1万円で中古市場に置いてあったりするほど目まぐるしい。
買った瞬間に価値は暴落するものと覚悟せよなんて言われるPCですが、サブ機はどれぐらいのスペックでやっていくのがよいのでしょうかね。
- ゲーミングPCの最低価格は10万前後
- サブ機に必要なパーツとは?
- 中古PCショップで素体を探す
- 増設するパーツを用意
- 格安サブ機(ゲーム用途あり)構成例
- 新品の格安ゲーミングPCの価格はどれくらい?
- まとめ
ゲーミングPCの最低価格は10万前後
世間では快適にゲームをするためには安くても10万15万とするゲーミングPCを買うのがスタンダードで、それを数年おきに乗り換えていく人も多いようです。
いちど最新型の快適さを味わったらおそらく・・・下位モデルのもっさりした動作には耐えがたいストレスを感じるでしょうから、買い換える時には最低でも同じような価格帯・性能のものを選びやすい傾向にあるのかもしれませんね。
そんななか自分はネトゲ用のPCもローエンドやエントリークラスのパーツをツギハギして組んでいる貧乏性です。遊ぶゲームもだいたいいつも最低画質でやっています。
初期のネトゲって画質とかあまり気にせず遊べるものが多かったのと、レトロゲームみたいな解像度低めの映像に慣れきっているので「映像重視の超美麗ゲーム!」みたいな売り文句のゲームに手を出すことが少ないというのもありますが・・・
どうせ遊ぶなら最高の画質で遊ばなきゃ損だろうという人も多いでしょうし、そちらのほうがスタンダードな考えと思います。
2台目、3台目のコスト
が、2PC、サブ機となってくると話は変わってきますよね。
それまで使っていたお古をサブ機としていく人も多いのでしょうけど、
メイン機はそのままに新しく買い増す場合や完全に壊れてしまって間に合わせが欲しい場合などはどれくらいのものを買えば不自由なく遊べるかわかりづらいですよね。
サブ機に10万15万といったお金をかけるのは使用頻度の割に金銭面の負担が大きく、できるなら節約したいもの。
ではコストパフォーマンスに優れるネトゲ用サブPCの組み方とはどんなものでしょうか。
サブ機に必要なパーツとは?
最新のネトゲを遊びたいと思うならまず
インテルならi7かi9 AMDならRYZENといった高性能なCPUが欲しいですよね。
いまではi7はもう11世代とか12世代とかまでナンバーが進んでいますが
4世代Haswellや6世代Skylakeといった型落ちでもi7ならかなりの処理能力を持っています。
RYZENは、APUというCPUとGPUを同時に兼ね備えたような製品で、使い方によってはグラフィックボードいらずのパーツが優秀ということで人気ですが、
こちらも中古市場では1万円程度から実用的なものが手に入ります。
最近ではこのあたりの2014~2017年ぐらいのCPUを積んだ企業用の中古PCが一般向けに安く販売されていたり、
自作PCを組める人であれば準々最新あたりのCPUは安く買うことができます。
大抵のネットゲームは推奨スペックと最低スペックが発表されていて、どんなに要求が高いものでも推奨でi7の7000番台あたりを指定しています。
たとえばまだリリース前の新作ブループロトコルはIntel Core i7-7700が推奨CPU。
重たいといわれる黒い砂漠もIntel Core i7-8700Kが推奨CPUです。
こういった負荷が重めのネトゲをのぞけば、ほとんどが推奨でもi3/i5だったり、i7でもかなり古い世代のものを推奨スペックに指定しています。
例外としてPSO2NGSという新作ネトゲはIntel Core i9-10900を推奨するというトンデモスペックを要求してきます。
が実際には、推奨スペックというのは最高画質で快適に遊ぶために必要な能力のことで、画質設定を下げることで下位スペックのCPUでも問題なく動くわけです。
これが最低スペックや必要動作環境というものですが、サブPCを組む時はこちらを基準にすれば新PCの購入費用としてはかなり安く済ませることが出来ます。
どこのパーツを重視すればいいのか?
ゲームPCにとって重要な項目は、
・CPU
→ベースとなる処理能力に関係するパーツ
・GPU(グラボ)
→ベースとなる描画能力に関係するパーツ
・ストレージ
→記憶容量の大きさ、SSD/HDD。SSDのほうが情報の転送速度が速い
・メモリと電源
→各パーツが使用する分足りていないと動きが鈍重になったり強制再起動したり、本末転倒
・モニターのリフレッシュレート(描画頻度)
→映像の秒間コマ数が増えるので動きがよりなめらかになり、戦闘中の状況把握などで有利に
といった感じですが、
この中でもCPUとグラフィックボードがもっとも影響の大きい部分ですね。
CPUだけよくてグラボが古い(もしくはない)でも
CPUが古くてグラボだけ最新でも、ゲームはうまく動きません。
ボトルネックといって、新しい方のパーツが古い方の性能に足をひっぱられて本来の性能が出せなくなってしまうんですね。
なので、差が大きくならないようにこの2つはある程度近いクラスのものを選んであげたいところ。
中古PCショップで素体を探す
まずCPUですが、自作PCを組まない人にとっては単体でCPUを買ってもどうにもならなかったりすると思いますので、そのような場合はまず中古PCショップのPCを購入して、グラボやメモリなどを必要に応じて増設するという形がやりやすいのではないかと思います。
たとえばこちらのショップではi5の4000番台にHDD500G、DDR3-1600のメモリが4Gと付属品のキーボードマウス・コードなどがついて9900円。
モニターがありませんので別で購入することになりますが、それでも組みあがったPC本体が1万円で買えるのは自作しない人にとってはかなりコストパフォーマンスよいですよね。
i7の4000番台ではHDD500G、DDR3-1600メモリ8Gに付属品つきで22000円で販売されています。
4000番台つまり4世代なので最新の11世代12世代から見ればかなりの型落ちなわけですが、コア数の多いi7なのでサブ機としては十分な性能をもっています。
ただし、OSがWIN7のため使えるようにするまでに手間がかかります。
サポート終了したOS
OSがWindows7 32bitというすでにサポート終了したバージョンなので、そのまま使うとウィルスなどの脅威にさらされまくることになりますが
マイクロソフトの公式でWindows10 32bitにアップグレードしてからクリーンインストールという方法で64bitにすることができるので、手間はかかりますが致命的な問題ではありません。
この辺の手順がよくわからないできる気がしないと思った場合は、あらかじめWindows10がインストールされているPCを選んで購入するのがいいでしょう。
もうすぐWin11が来る?
Windows11という新しいOSが、近々普及すると言われています。
そしてCPUが8000番台より前のものはアップグレードに対応しないとのことです。
Windows10のサポート期限はいまのところ2025年までなので、長く使いたいと思ったらCPUが8世代より後のものを買って組んだ方が安心ということになります。
そもそも時期が悪い?
コロナ禍になって、世界全体のモノの需要は大きく変わりました。
PCも巣ごもり需要やビットコイン高騰のあおりによって大きな影響を受け、
以前のようにPCを組むことはむずかしくなりました。
今はWin11という新しいOSの登場を控えて、PCを組むことは様子見している人が多い
ようですので、そもそもあまりPCを買うべき時期ではないのかもしれません。
今後、Win11に対応できないPCたちは市場価格が暴落する可能性もありますから、今それらを高値でつかむのは危険をともないます。
ですので、どうしても今PCが組みたいと思ったら、CPUはi3でもいいのでWIN11に対応している10世代以降のものを選びたいところです。
中古CPUはできればi7にしたいけど…
性能と値段のバランスを考えるとCPUはi7にしたいところですが、値段重視でいくのならこういったi5の格安PCに最低価格帯のグラボを乗せるのも選択肢としてアリでしょう。
中古パーツをツギハギするという格安路線を選択したのに「やっぱりi7だよな…グラボもそこそこで…」と欲を出していくと、そこまで出すなら新品のセット売りを買った方が安いし性能いいし故障保証もあるし付属品もついてるぞ、といった事態になりかねませんので
ひとつのパーツにどこまで費用をかけるのかというのは慎重に見きわめなければなりません。
増設するパーツを用意
さて次はグラボですが、とにかく安く済ませるとなるとGPUはローエンドやエントリークラスの中から選ぶことに。
サブPCのグラフィックボード選び
最低スペックを手っ取り早く用意できる低価格帯のグラボといえば
この2つが有名ですね。
ビットコインの高騰によってグラボの値段は日々変動していますが、どちらも8000~10000円前後で調達できます。(※)
どちらも性能的には似通っていて、VRAM(描画専用のメモリ)が2Gだったり4Gだったりと、一長一短ありますが
NVIDIA社の提供するGeForceシリーズを基準として動作環境を適応させているネットゲームが多いので、より安定性をもとめるならばGT1030のほうが安心できそうです。
あと、GT1030にはファンレスのものもあり、そちらはRX550と比べて小型で静音性にすぐれています。
安定のGT1030、VRAMもたくさんほしいならRX550といった感じですかね。
(※)2021年現在では、RX550の在庫がほとんどなく高くなってしまってるので
最低スペックと最低投資金額の条件を満たすグラボはGT1030一択になっているようです。
ゲーム用としてはもう少し性能の高めなグラボが欲しかったりしますが
全体的にグラフィックボードも高騰しているのでサブ機に性能を求めはじめると投資が嵩みますので、コスパで言えばこの辺りが良いかと。
2万3万出せるということであれば、GTX1050TiやGTX1650、1660といったもう1、2ランク上のグラボを購入するという選択肢が出てきますが、サブ機のパーツにそれだけ出せるかはお財布と相談ですね。
あくまで平均的なネットゲームの最低スペックに照準を合わせたものなのでパワー不足感は否めませんが、遊んでいて不快感を感じるほど重たくなったり、停止してしまったりするようなことはないといった程度です。
SSD/HDD
SSDについては昔は速度のSSD、容量のHDDと言われていましたが今ではSSDの価格もどんどん下がってきているので、今からわざわざHDDにするメリットはほとんどなさそう。
上で紹介したPCはHDDのみなので、アマゾンや楽天などのショップでSSDを購入してシステムファイルをSSDに移し、OSの起動や応答を早めておけば普段使いにおいてそれほどの不快感は発生しないでしょう。
もっとも安い120GB程度のもので2000円台からあります。扱いやすさとコスパ的に優れているのは500GB前後で6000~8000円程度のものでしょうか。
500GBぐらいあればゲームのアプリケーションなども容量を気にすることなく放り込むことができそうです。
サブ機ということで値段を重視するならばもちろん120GB2000円や250GB4000円といったものでもよいかと。
意外とややこしいモニター選び
最後にモニタですが、これはゲームする人にとってはけっこう悩むポイントです。
ダイレクトに視覚へ情報を届けるパーツなのであまり調べずに適当なものを買うと
光の反射がすごすぎて見づらいとか、発色が悪くて見づらいとか不都合が発生します。
モニターにはips液晶/VA液晶/TN液晶という3種類の区分があり、それぞれ
ips:発色がよいので目に優しい。視野角が広い。応答速度は遅い。価格は比較的高い。
VA:バランス型。ipsに比べると視野角がせまい。価格は普通。
TN:色味や視野角がよくないので目に悪い。応答速度は速い。低価格。
といった特徴があります。
ゲーム用途として考えると、画質を重視するのかパフォーマンスを重視するのかで最適な液晶の種類というのは変わってきます。
パフォーマンス的には応答速度速めのTNがよいことになりますが、綺麗な画質が欲しい場合はipsがよいし、どちらも捨てがたいという場合にはVAが良いということになります。
しかしTN液晶は、応答速度が速いといってもとにかくジラジラしたいかにも目に悪そうな液晶でずっと見ていると目が痛くなってくるので、あまりおすすめはできません。
逆にVAやipsでも応答速度のはやいモニターもありますので、自分の必要な要素と価格を見比べてチェックしましょう。
一般的に格闘ゲームやFPSなど、瞬間的な判断が重要なゲームではモニターは応答速度1msかそれ未満のものが望ましいと言われています。
ネトゲでも高難易度のレイド戦闘をやっている時などは非常に難しい瞬間的判断を迫られるケースも稀にありますが、格闘ゲームやFPSほどシビアではないのでそういったゲームをしないなら1ms~5msあたりまで多少は妥協しても問題ない範囲かなとは思います。
そして、モニタを選ぶときに見るポイントはあと2つあります。
ひとつは、グレア液晶/ノングレア液晶。
もうひとつは、リフレッシュレート。
グレアorノングレア
グレアというのは光沢という意味で、光を当てるとつやつや光って反射するような液晶のことです。
ノングレアは反対に非光沢の意味で、光が当たってもほとんど反射しません。
基本的にグレア液晶の方が綺麗に映ると感じる人が多いと思いますが、メリットばかりではありません。
たとえばグレア液晶は朝日や夕日が窓から差し込んできてモニターに当たると、照り返しで画面が著しく見にくくなるといったようなことが起こります。
モニター用のフィルムを買って貼ることで反射をある程度したり軽減することもできますが、綺麗さを重視するか、快適さを重視するかで適した液晶は違うことになります。
リフレッシュレートは必要?
多くのゲームは30FPS/60FPSといった1秒間に何回映像をコマ送りするかといった設定があります。PCの性能が必要以上満たされていれば、FPSはこれらの設定に近い値で安定した描画が得られます。
ですが、その描画情報を直に伝えるのはモニターです。
モニターのリフレッシュレートは1秒に何回画面の情報を更新するかの値で、60Hzなら1秒間に60回画面の情報を更新することができます。
ゲーム内での描画が150FPSぐらい出ていたとしても、モニターのリフレッシュレート60Hzのものを使っていたらプレイヤーとしては60FPSにしか見えません。
144Hz~360Hzの高リフレッシュレートのモニターを用意することで、60FPS以上出るような高FPS環境においてよりなめらかな描画を体感することができるのですね。
プロゲーマーなどはほんの数ミリフレームの違いが結果を左右することがあると考え、こういった高リフレッシュレートのモニターを使っています。
しかし実際のところ、サブ機用のモニターは、60FPSに60Hzあれば十分です。
高リフレッシュレートモニターについて考えるのはメインPCだけでいいでしょう。
モニターのサイズは何インチが良い?
モニタサイズについてはゲームする上でもっとも人間の視野に適しているのは24インチであると言うプロゲーマ―が多くおり、ゲーマーには24インチが人気です。
といってもこれはゲーム、特にとっさの判断が重要である対人ゲームなどの用途に限っての話なので、普段使いも考えれば画面を広くとれる26、27インチやそれ以上の大型モニターも全然アリだと思います。
これも価格や好みと相談ですね。
格安サブ機(ゲーム用途あり)構成例
これらを踏まえて、価格を抑えつつ動作の快適さもわずかに確保したサブ機を組み立てる一例を考えてみました。
CPU:i5-4590
メモリ:DDR3-1600/4GB(+4GB増設)
HDD500GB(+SSD128GB増設)
電源:400W
モニタ:24型ワイド(中古)
9900円+9500円+2000円+2000円+3500円+8000円
=34900円
およそ3万5千円という結果に。
先ほどの中古PC本体に電源ユニットについての記載がなかったので別で用意しましたが、各パーツの消費電力は計算していませんが付属の電源でも足りる可能性はあるので、電源分を抜けば30000円程度でそこそこのサブ機が組めますね。
モニタやメモリといったパーツも過去の所持品からいくらか流用することができれば、さらに安くあがります。
さらもう1つ、先ほどの中古PCを使って型落ちのi7にもう少し高機能なグラボを積む場合も考えてみました。
こちらはボッタクリPCみたいな内訳になったので購入はおすすめできません…
CPU:i7-4790
GPU:GeForce GTX1050Ti(増設)
メモリ:DDR4-2666/8GB(+8GB増設)
HDD500GB(+SSD256GB増設)
電源:650W
モニタ:24型ワイド(中古)
22000+21000+5000+4000+5500+8000=65500円。
モニタを除いたパーツのランクを全体的に1、2段階あげると中古でもこんなお値段になってしまいます。
本当はグラボはもう1世代先のGTX1650あたりにしたいですが、今は高騰中で15000円程度で買えたものが30000円とかになっているのでグラボだけでこの価格はコスパがよくない。
というわけでみんなの大好きだった1050Tiです。
メモリもDDR4だと8GB1枚だと5000円だけど2枚で7000円と価格差が少ないので、コスパ的にはあと2000円出してRAM24GBとかにしてしまってもいいですね。
SSDも満足な容量を得るために500GBのものに換装するのもよい感じ。
とすると、それぞれグラボ1650、メモリ24GB、SSD500GBにする場合はあと15000円ぐらい上乗せすることになるので、費用はだいたい8万円ほどに・・・。
うーん、これぐらいあればたしかに性能的には現役で戦えるゲームPCという感じになりますが、
10万の壁にずいぶん近くなってしまって、これぐらい出せるならもうちょっと奮発してBTOショップで人気の高い新品のゲームPCに手を出した方がいいじゃん…なんて思ってしまいますね。
新品の格安ゲーミングPCの価格はどれくらい?
こちらのショップでは
CPU:i5-10400
GPU:GTX1650
メモリ:DDR4 16GB
ストレージ:SSD256GB
電源:付属
モニタ:付属
おまけのゲームや付属品諸々
といった新品のセットが10万円弱で販売されています。
中古ツギハギから比べたらすごいグレードの上がりようですが、ゲーミングPCという基準で見るとGTX1650やSSD256GBというのはやや非力といった評価を受けているようです。
CPUはi5とはいえ10000番台と新しいものなので性能はかなりのものです。
第10世代になると、i3やi5のCPUでもコア数が増えているのでi7最強理論はあまり関係なくなります。
やはり近年ではグラボの高騰が厳しく、お値段を引き上げてしまっていますが、
おまけの付属品なども含めると、中古でそこそこのスペックを求めるのならパーツから組むよりも
こういったゲームPCを買ってしまう方が手っ取り早いことがわかります。
(完全自作にしてケースや配線類などの用意や組み立てもすべて自分でおこなえる場合は、型落ちのRYZEN APUやi7+グラボでさらにコスパよく組める可能性があります)
中古の場合は…
さらに中古PCでセット売りのようなものを含めると、
【1年保証】MPro-T375X-SSD-HGH (Core i7 6700K / メモリ16GB / SSD256GB/GTX970)pcnext.shop
CPU:i7-6700k
GPU:GTX970
メモリ:16GB
ストレージ:SSD256GB
電源:不明
モニタ:不明
このような商品セットが68800円。
GTX970は2014年発売のグラボですが、番号的には後である1050TiやGTX1650と比べても全体的に能力の高いグレードです。
CPUのi7-6700kというのも、型落ち品といってもずいぶんなパフォーマンスをもっているので
複数スレッド処理できる重たいゲームや負荷の多い動画の処理などでは力を発揮してくれるでしょう。
それだけコア数の多さはゲームする上では強みになります。
ただし、遊ぶゲームによってはマルチコア・マルチスレッド処理に対応していなかったりするタイトルがあり、i7の強みを活かせずi5の方が良い結果を生むというようなケースもまれにありますので、
自分の行っているアプリケーションの情報処理がマルチスレッドに対応しているか、もしくはマルチスレッド処理が適切に行われているかは要チェックです。
こちらはi7-4770とGTX1060というグラボにSSD500GBで52980円。
ゲームができそうな中古PCとしてはなかなかのお得感を感じます。
中古で3ヶ月しか保証がないというのが怖い部分ですが、性能的には選択肢としてアリですね。
i7は絶対ではない
どんな場面でもi7が強いというわけではなく、使うシーンや世代によってはi3/i5のほうがi7より性能・コスパが良くなる場合もあります。
とくにi3/i5は10世代からコア数が増えて過去のi7より性能が良くなっているケースがあるのでi3/i5-10000番台の中古CPUを見つけたら要チェックです。
自分のよく使っているアプリ・ゲームなどの環境を把握して必要なパーツに絞って組んでいくのが費用をおさえることに繋がります。
まとめ
PCを安く組みたいといっても、パーツから自分で選ぶのか新品/中古PCセット販売のものを選ぶのかでかかる手間や価格、メリット/デメリットはまちまちです。
ギリギリのスペックでもいいからとにかく安く仕上げたいなら素体+パーツのような組み方をすれば自分で3-4万円ほどで組めます。
ゲームPCとしてある程度まともなスペックで組みたいのなら、価格的に狙い目の6~10万あたりの新品/中古PCセット販売のものがおすすめで、
購入して足りない要素があればあとで足すといった形がいいかも。
ただし、WIN11という新しいOSの存在を考えると今PCを買うのはあまり得策とは言えず
もし買うのならCPUはWIN11に対応している8世代以降、かつコア数の多い10世代以降のものを選ぶのがおすすめということでした。
期間限定や台数限定のセールなどを除くと大抵の場合しっかりしたゲーム用PCを新品セットで買おうと思ったらまず10万円超えるので
いろいろ手間がかかるにしても3万円前後で必要最低限のスペックがおさえられるということは、選択肢のひとつとして覚えておいてもいいのではないでしょうか。
以上、長くなりましたがサブ機のPCを組む時に必要な情報をまとめてみました。
サブ機の快適さをどれくらいまで高めるかの参考にしていただければ幸いです。