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【DJMAX】新DLCと、DJMAX初心者さん向け基礎講座ぽい何か

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MuseDashコラボを楽しんでます。難易度には賛否あるみたいですが、個人的には全体的に譜面の出来が良くてうれしいです。

 

DJMAX初心者さん向け情報

さて、本日は音楽ゲームを始めたばかりの人に向けて、シンプルなリズムの取り方や、難しい譜面はどうすれば叩けるようになるのかについて軽くお話したいと思います。

初心者向けというにはやや踏み込み過ぎていたら申し訳ないですが。

 

最初は何も考えなくてOK!

音楽ゲームをはじめたばかりの人は、最初は落ちてくる譜面を見て、モグラたたきをしているような感覚ですよね。

指の配置にも慣れておらず、脳の動作記憶の回路も繋がっていませんので押し間違いが多発するため、リズムに乗る余裕はとても無いはずです。

 

なのではじめて2,3日くらいは、いきなりリズムに乗ろうとかは考えなくてもよいので、簡単な曲をやってみて音楽を聞きながら指を慣らしましょう。そして押したいレーンと指が一致するような脳の回路が繋がるのを待ちましょう。

これは初心者だけでなく、新たに5ボタン、6ボタンなどのフォーマットに挑戦する時も同じことがいえます。

 

基本リズムの種類とリズムの取り方

まず最初に、全音符・2分音符・4分音符・8分音符・16分音符 付点音符など音楽の授業で習う単語の意味を忘れてしまっている人向けに簡素な動画を撮ってみました。

www.youtube.com

こちらは、全音符→2分音符→4分音符(左側の譜面部分)に対して8分音符のリズムで右側を光らせている動画です。

8分音符というのはそのままの意味で、1小節を8個に分けたタイミングで配置された音符のことを言います。

全音符は1小節に1回、2分音符は1小節に2回、4分音符は1小節に4回鳴らすという具合です。

このうち、1小節に4回鳴らす4分音符のリズムは1・2・3・4、1・2・3・4という周期で、多くの楽曲においてベーシックで馴染み深いリズムであることから特別に4つ打ちと呼ばれたりします。

 

さて、それで…動画で流れる譜面をよく見ると、定期的に白い細い横線が流れてきているのがおわかりいただけるでしょうか。

この細い横線が、小節線といって1小節の頭、1拍目であることを示しています。

1・2・3・4、1・2・3・4、の1はここですよ~という意味です。

この白い線と、次の白い線の間がちょうど1小節なので、先ほど説明した4分音符8分音符16分音符、というものは音符がこの空間をいくつに分割しているか、という指標になります。

 

この動画のレーン右側では、8分音符のリズムを刻んでいるので、左が1・2・3・4、1・2・3・4と刻んでいる間に12345678、12345678と8回刻んでいるのがわかるかと思います。

そして、よく見ると左のリズムと右のリズムは半分同期していることにも気づいたのではないでしょうか。

8分のリズムは、表拍に4分のリズムを内包しているリズムということになりますね。

 

表拍、裏拍って何?

上の動画の、右レーンは8分音符のリズムで弾いていると言いました。

そして、右レーンの右側は、左レーンの4分音符のリズムと同期、つまり全くタイミングが一緒でした。

それでは、そうではない右レーンの左側部分はどこのリズムを演奏していたのでしょうか?

 

これは裏拍といって、1・2・3・4、1・2・3・4を表の音符と例えるなら、その裏にある音符。

つまり・.・.・の位置にある音符を刻んでいるんですね。

表 タン、タン、タン、タン

裏 ン、タン、タン、タン

なんとなく、言いたいことは伝わっているでしょうか?

この表と裏の2つを同時に行うと、と動画のような8分音符のリズムになるのですね。

 

先ほど紹介した小節線は、その位置が必ず表拍であるという性質を利用して、リズムキープの目安として使うことができます。

小節線を基準にして、次はこれくらいズレてるから裏拍の音符かな?というようにです。

また、フレーズの頭はココだという目印として使うこともできます。

 

 

さて…ここまではおそらく、音楽ゲームをプレーしているうちに少しずつ掴めてくる感覚と思います。

なので今は、おさらい程度に頭の中の情報を整理したのだと思ってください。

 

それでは次は、これはどうでしょうか。

16分音符のリズム

www.youtube.com

こちらでは、右側レーンは途中まで8分のリズム、途中から16分のリズムを刻んでいます。

先ほど述べたように、16分とは小節線と小節線の間を16個に分けるリズム。16分で刻むということは、次の小節線がくるまでに16回鍵盤を弾くということになります。

実際の曲のなかで、シャカシャカ…だったりチキチキ…のように聴こえたりしているものは、その多くがこの16分のリズムで鳴っています。

 

音楽ゲームの序盤に登場する譜面はほとんどが、この2分・4分・8分・16分のリズムの組み合わせによって構成されています。

ですから、この〇分音符という概念を知っておくことで、だいたいの譜面のタイミングは掴めるようになります。

 

とはいえ、実際の音楽というのはもっと複雑で、これよりさらに細かい24分、32分、64分やそれに付点をつけたようなリズムもいろいろな所に混じっています。

 

音楽ゲームの序盤においてそのような細かいリズムはしばらく登場しませんが、上の二つの動画だけでは説明がつけにくいメロディなどが降ってくることもあるので、それについて触れておきましょう。

 

初心者の人が躓く、左右別リズム

まずはこれをご覧ください。

これを見て、どんなリズムかぱっと想像がつきますか?

おそらく、難しいですよね。大丈夫、落ち着いて分解して考えてみましょう。

 

 

まずは右レーンだけを見てください。左を隠して右だけ見れば、トン、トン、トンといつもの感じで3回弾いているだけですよね。

いや問題はそこじゃなくて、右が3回弾く間に左が4回弾いてて、しかもなんか不規則でタイミング狂うから困ってるんだけど?というアナタ。

 

なるほど。では左レーンだけを見てください。

この左だけを見たら、どんなリズムを刻んでいると思いますか?

タン・・・タン・・・タ・・・タ? ターンターン…タ…タン……ターンターンタ・タン

 

EZ DO DANCE - YouTube

 

ちょうどこんな感じのリズムだと思いませんか?

 

このように跳ねたリズムの仕組みはどうなっているのか、先ほどの8分音符・16分音符の動画と照らし合わせて考えてみましょう。

 

フレーズを分解して考える

まず最初に、先ほどの動画の8分のリズムを比較対象として、音符の影を表示してみました。

言いたいことはなんとなくわかる気がするけど…これだけではピンとこないかもしれませんね。

 

では、これならどうでしょうか。

これを見たら、なんだそういうことか。と合点がいったのではないでしょうか。

結局のところ、どんなパターンも1・2・3・4、1・2・3・4という基本のリズムをどれくらいの長さに分割しているかが違うだけで、それぞれの長さを足していくと1つのフレーズの長さは4の倍数で一区切りになるように出来ています。

変拍子などこの法則だけでは解釈するのが難しいものもありますが、基本はそうです。

 

ですから、1・2・3・4、1・2・3・4と頭の中で基本のリズムを取りながら演奏すれば、このようないっけん不規則に見えるフレーズが来た時にも、

基本リズムと比較してこれくらいズレている→付点8分音符+16分音符3連符それともさらに細かい音符

といった予測が立つのです。

 

3連符って何?

まだ説明していませんでしたが、意外とよく出てくるものに3連符という特殊なリズムが存在します。

これは、基本のリズムが1・2・3・4、1・2・3・4という周期であるのに対し、それぞれの拍に

(1・2・3)・(2・2・3)・(3・2・3)・(4・2・3)と、音符が3つずつ入っているリズムを指します。

擬音で表現すると、ララ・ララ・ララ・ララという感じになります。

DJMAXでいうと、下のような楽曲は始めから終わりまでずっと3連符が使われており、3連符は基本のリズムも内包しているので1・2・3・4、1・2・3・4でもリズムを取ることができますが

もう少し細かく耳を澄ませてみるとタカタ・タカタ・タカタ・タカタ3音を1グループとしてみた方が、より解像度が高まりしっくりくるのがわかるでしょうか。

youtu.be

このように終始3連符で通しているケースもありますが、どちらかと言えば3連符はこのあとに説明する4分や8分音符などとの混合フレーズとして登場することが多いです。

こちらの動画が短くまとめられているので、よければ見てみて下さいね。

 

ピアノ初心者でも右手と左手で別々のリズムを取れるようになるテクニック【3連符 × 8分音符】 - YouTube

 

それではそろそろ、この画像に話を戻しましょう。

左がターンターンタ・タン。右がトン・トン・トンでしたね。

これらを同時に弾こうと思ったら、どのように覚えればいいのでしょうか。

 

まず、同時押しに注目してください。

最初と最後は、両手のタイミングが一致していますよね。ジャン…ジャン、と。

そしてその間に、ターントンタンが入っています。

 

では左手はタン右はトン同時押しはジャンという擬音で表現することにしましょう。

この前提でこのフレーズをわかりやすく言い直すと…ジャーントンタンジャン という擬音で表現することができます。

この擬音に合わせて、上の画像のフレーズを何度か叩いてみてください。

 

どうですか?両手で別のリズムを刻む感覚が、少しつかめたのではないでしょうか。

見えた譜面をがむしゃらにもぐら叩きするのではなく、あくまで左と右のリズムを分解して理解した上で、それらを同時に行える擬音を決め打ちするような感覚です。

 

このように、一見何が起きているのかわからないリズムは それぞれを分解してわかりやすく擬音で再構築するというやり方を覚えると、いろいろなフレーズが叩けるようになりますよ。

 

 

リズムがある程度わかってきたら

それで、本題はここからです。1週間ほど経って指の配置にも慣れてきてリズムのことを考える余裕も少し出てきた。

やればやるほどできないものができるようになり結果も伸びるので、とても楽しい。

楽しいし確実に上達している・・・けれど、何かいつまでも克服できないような、しっくりこない部分がある

 

そう思ってモヤモヤしているアナタは、この先を読む意味があるでしょう。

 

初心者にとって難しいフレーズとは?

では聞きます。あなたの考える何かしっくり来ない部分とは…ズバリ

 

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-

こういったタイプの譜面ではありませんか?

 

まさにそれだ!という方も

違う、そうじゃないという方もまずは落ち着いて。

 

これらもリズムと同じく音ゲー初心者の前に立ち塞がる壁で、同時押しと単品鍵盤が交互もしくは連続する混合フレーズというものです。

初心者の人を混乱させる譜面の共通点として、いつものリズムで降ってきているように見えるレーンがあるという…特徴があります。

 

縦で見るか、横で見るか

突然ですが1番目の画像を見た時、あなたはゲーム内でこれが降ってきたらどうやって演奏しようとしますか?

まず目で見て、譜面を分析しますよね。

 

では、具体的にはこの混合フレーズはどのように分析されたのでしょうか。

始めたばかりの人は、おそらくこのような感じではないかと思います。

このように分析はできたけれど、実際に叩こうとすると

このようにズレてしまってうまくいかない、もしくは繋がりはするけどなんだか納得いかないとなりがちです。

頭ではわかっているはずなのに、どうしてこうなってしまうのでしょう。

 

指のピンチ力不足など、物理的な面も関係してはいるのですが、これの根本的な原因は率直にいって、譜面の見方が違うからです。

では、小慣れた人はこの譜面をどのように分析しているのでしょうか?

こちらをご覧ください。

上の画像は横認識と言われるもので、横軸に注意を向けて、次は同時押しなのかそれとも単鍵なのかをチェックすることに重きを置いた分析手法です。

下の画像は、左右のレーンで見る譜面を分担する手法なのでここではレーン認識とでも呼ぶとしましょう。

 

どちらも一長一短ある手法で、小慣れた音ゲーマーはこれらを自然と使い分けています。自分がこの分析手法を使っていると気づかずに遊び続けている人もいます。

 

なので、あまり難しい話は覚えなくていいのですが、ここでいちばん大事なことは

どちらの認識法でも同時押しは同時押しとして認識しているということです。

同時押しは、単発の鍵盤に比べて体への反動が大きいです。同時押しが増えれば増えるほど難しくなります。

そりゃそうでしょと言いたくなる当たり前のことかもしれませんが、「同時押しは難しい」これ大事です。

 

今までは、音符は1つずつ降ってくることが多く、仮に同時押しが降ってくる場合も十分に体勢を立て直せるような間を空けて次が来たりしていました。

しかしこのような譜面の場合、落ち着いて体勢を立て直す時間はないので、最初の同時押しの反動を抑え込んだまま次を叩くという瞬発力が必要になります。

もっと言えばこれらを涼しい顔で捌くためには、瞬発的な動作により打鍵の反動で不安定になる手のバランスをキープするためのピンチ力も必要です。

 

難しいフレーズに必要な、ごまかさない演奏とは?

ここからは、初心者の人にとって少々耳の痛い話かもしれません。

ですけど、先に進むためには必要な情報ですので、覚悟ができたら読んでください。

 

ではいきますよ。

単品の鍵盤だけのフレーズなら、指を寝かせるようにして手首や腕の力を使い、フニャフニャフニャと流してある程度ごまかすことが出来ますが、

同時押しとの混合フレーズは両手のバランスが崩されやすく、指の力で自重を支える必要が出てくるため、手首や腕の力だけを使ってごまかそうとしている状態ではなかなかうまくできるようになりません。

 

もちろん、指、手首、腕などを総合的に動員して演奏する遊びなので、指の力だけでやるべしと言っているわけではありません。

フニャァ…とごまかしながら演奏している時は、手首や腕の経験値にはなってるかもしれないが、指の経験値にはあんまりなっていないんだよ、ということが言いたかったのです。

 

指で演奏しろっていったって、叩いた反動や手の重みで指がプルプルしておぼつかないし、成績も下がるし…

こんなのやってられないよと思うかもしれませんが、混合フレーズがうまく演奏できない時に必要なのは、まさしくその動作です。

指を鍛えてごまかさずに叩く…そういう意味では、混合フレーズを叩けるようになった時=初心者脱出の時と言えるのかもしれません。

 

混合フレーズは、「おい、よく見ろ!あれは同時押しだ!オレは今から、この同時押しを叩くぞ!」という意志と、その反動で両手のバランスが崩れないような体幹(指幹?)を育てることで叩けるようになっていきます。

その指幹が育つのを阻害するのが、すでに育っている手首や腕の力に頼りきってしまう、いわゆるごまかすということです。

 

指も、繰り返し使ってあげればちゃんと手首や腕と同じように安定感が出てきます。

今はフニャフニャな打鍵しかできずとも、手首腕だけに頼らずに辛抱強く使っていけば強力な武器になりますよ。

 

モチベーションはとても大事

しかし、たとえるなら…今までそこそこ強い武器で戦っていたのにいきなり、あのボスを倒すにはこの弱い武器を1から成長させて覚えられるスキルが必要だから、お前、ずっと弱い武器で戦え!と言われたら、ええ~…となってしまうでしょう。

 

なんだか、うまくなれていた気がしていたのに、また1からやり直させられたような気分になって…なんか、つまらないな…

こうなってしまっては、元も子もありません!

音楽ゲームをやる上で最も大事なのは楽しみながら続けることです。

 

ゲームが楽しめなくなってしまう、モチベーションがなくなってしまうということは音楽ゲームにおいて死とまではいいませんが、停滞を意味します。

せっかく先に進みたくて、成長する方法が知りたくてこの記事を読んだのに、この記事を読んだせいでモチベーションを失ってしまっては、それこそ本末転倒です。

 

この文章を見て、道のりの長さに嫌気がさしてしまった、考えたくもないというような拒否反応が出るようであれば、ここに書いてある事は忘れて好きに遊んだ方がきっと長続きするし、音楽ゲームを楽しめるでしょう。

ぼくはいろんな人にDJMAXを長く楽しんでほしいので、この特訓をやるべきとか、そんなことを言うつもりは毛頭ありません。

 

「ほーん、そういう流れになっているのか。やり直し?上等だ、やってやろうじゃないか」と逆に燃えてくるような人にだけ「仕組みはこうなっていて、こういう要素が必要なんだよ」と説明し、効率的な特訓メニューにはどういったものがあるのかを紹介し、時にはチャレンジしてみたりすることもオススメしています。

 

チャレンジといっても、いつも通り演奏していてちょっと難しいフレーズが来た時に、「あ、今ごまかそうとしたな、自分」と手首や腕に偏った演奏をしていることを自覚したり、「次は簡単な曲だから指でやってみようかな~」とか、それくらいでも充分なのです。

普段の演奏のなかでほんの少し、今やっていることは指への経験値になっているの?という質問を自分に問いかけることで、自然と指も育っていきますよ。

 

ごまかすことは悪なの?

誤解のないように言っておきますと、ごまかすという動作がまるで絶対悪かのように書かれていますが、そうではありません。ごまかす動作が重要な意味を持つ局面もあります。

例えばあと少しでMAXCOMBOできるとか、もう少し粘ればクリアできるとか。

 

ごまかし演奏は自分より格上の譜面に挑戦する時にはたくさん活躍する動作のため、初心者の時はとくにこの動作を使うクセがつきやすいです。

その分、指の関節を動かして指に経験値を送るということが疎かになる傾向があるので、ごまかし演奏ばかりが常態化しているのはよくないんだよ、という意味でこのように書いてあります。

実際には、ごまかす演奏・ごまかさない演奏はどちらも同じくらい重要な意味をもつ奏法です。

 

まとめ

話がそれましたがまとめると…これら上に挙げたような画像は、打鍵の反動を制御する力が通常より多く要求されるフレーズだからうまく叩けなかった。ということですね。

 

初心者の人もこうすればこれ系のフレーズ今すぐ叩けるようになる!といった明確な解答が出せる問題ではないのですが、同時押しを同時押しで叩こうとする意志が重要なのは間違いないでしょう。

先ほどのリズムの項目でやったように、同時押し部分をジャン!という擬音などに置き換えてジャタタタン!というように音で同時押しを意識するのも良い手です。

 

今まで全然できなかったフレーズも、見方の角度を変えるだけでスッと出来るようになったりすることもあるので、いろいろ試してみるといいですよ。